マリオットホテル爆発テロ事件2 + ヘビとイノシシの話も
今朝はマリオットホテルを空撮している映像をTVニュースで見ました。(どこの映像だろう)と思ったら、アルジャジーラでした。夫ベーグ知人のカマル・ハイダルさんがリポートをしていました。
ベーグは今回民放さん向けに、自分で映像を撮り、リポートをし、撮ったものを日本に送っていましたから私もいろいろ見ていますが、こうして俯瞰してみると、こんな姿になってしまったんだな・・・と。今日現在の発表によると、死亡者が80名に増え、怪我人は226名。

      崩れ落ちたダイニング・テーブル 上部に見えるのはシャンデリア
      マリオット社長が自身の娘さんの名まえを冠した”ナディア・レストラン”
      多くの人々がイフタール・ディナーを楽しんでいた
      Photo copyright by Amin Ullah BAIG, Silkroad Caravan
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トラックが爆発した地点にできた、タテヨコともに巨大な穴がそれを物語っていますがパキスタンでも最悪の爆弾事件となりました。911同時多発テロ事件以降でも爆発のスケールが一番大きかった、と。
マリオットホテルの社長サドルディーン・ハシュワニ氏は、数ヶ月内に再建する、と言っているそうですが、そんなことできるのでしょうか。
1,2週間前までマリオットに宿泊していた取引先取材人の方々も、ご自分たちが寝泊りし、食事をとっていたホテルの無残な姿に、やりきれなさを覚えていらっしゃる、といただいたEメールの文言。

昨晩は取材から帰宅したベーグが、食卓に出した鶏肉を見て「肉は食べない」というのです。「なんでよ?」と聞いたら、最初は「AP通信の人たち(みんな友達)とイフターリ(断食後すぐに食べる軽食)食べたから」とか言っていたのですが、よくよく聞くと「しばらく、焼いた肉は食べたくない」、と。
意味わかりますか。私も鈍いですよね・・・。昼間取材していた惨状が、自分が食卓で目にするものと重なる状態だったのです。「アフガニスタンでもカシミールの大地震でも、いろいろ見てきているけどね。これが私の仕事なんだから」と。

  *

その後、ファティマ・ジンナー・パークに夜の散歩に出かけました。
途中、車窓の向こうに軒を並べる店々のイード(断食明けのお祝い)に向け飾りつけられたネオンが、日に日に華やかになってきているのがわかります。公園も24時間入れるし、今回、パキスタン最悪の爆弾テロ事件がこんなイスラマバードで起きたなんて、信じられない、という思いにかられます。人々も普段同様出歩いて、変わらない様子が広がっています。

さて、公園の話。
当地は暑いので、昼間より、夕方以降にみなが公園で出かけるのです。ひたすら広―い園内は、実に涼しく、暗い中にも視界をさえぎるものがなくて、気持ちいーい。

小さい我が家の子どものために来た公園でしたが、一番、喜んでいたのは夫ベーグだったかも知れません。1ヶ月間に渡る撮影は緊張度の高いものも多く、テンションは高いまま続いています。ずっとアシスタントに入ってくれているサドルさんも一緒に連れて来れば良かったかな~。彼も、10年以上続くイスラマバードの生活をやめて、もう故郷フンザに帰りたい、とこぼしているからなぁ。

そうそう、暗い芝生の上を家族で走っていたら(変?)、長いヘビを発見。私は最初、「枝じゃないの?」と言ったところ、ベーグが「枝は、日本の公園のようには落ちていないよ、ヘビだから近寄らないで」と、覗こうとするのをとめられました。

イノシシも多いから気をつけな。進行方向に逃げると、すごい勢いで追いかけてくるから。その時はちょっとでもいいから横に逸れるように」と言われました。猪突猛進は、日本だけにあらず、パキスタンのイノシシも同じ。当たり前か(^^ゞ

イノシシは先日、イスラマバードのF7地域(イスラマバードの中心地)の閑静な住宅街でも、親子列をなしているのを見ました(夜間、車中より)。森っぽくなっているところが多いので、そういうところにいます。マリオットの事件は、こんなのどかな街で起きた事件でもあるのです。

とはいえ、国際情勢下のパキスタンやアフガニスタンの問題は、日本の多くの方々の理解がまったく追いつかないままに、刻々と変わっているのも事実です。最近あったアフガニスタン領内からの、米軍による、パキスタン国許可なしの越境攻撃の影響も非常に気になる点でした。

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by silkroad_caravan | 2008-09-22 17:58 | パキスタンあれこれ
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フンザへ嫁ぎ、パキスタン政府公認現地旅行会社&取材業に励む日本人女子が綴る仕事最前線やスローライフ。アフガニスタン取材も得意。Silkrad Caravan Tour, TV Media coverage
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