以前、弊社を使ってくださったお客様が、ふいに久しぶりにメールを下さり、ご旅行された折の写真を送って下さいました。
こんな風に、お客様との関係が続くのが弊社の仕事の嬉しい点のひとつです。
送っていただいた中から一枚アップします。
彼女は、夫ベーグのいとこ、ムサラット。
夫の顔とは人種さえ違うと思えるほど違うのに、夫の父の姉の娘なのです。

私が嫁いだころは、思春期のお嬢さんだったけれど、今は生まれ故郷パスー同様、広大で美しいアッパー・フンザのグルキン村に嫁いで、幸せに暮らしています。
私が嫁いだ直後、彼女は白内障で目がよく見えないうちのお婆ちゃんの面倒を見ていたため、私もこの年下のいとこに、よくご飯く作ってもらい食べていたものです。
最初、彼女に会ったとき、その吸い込まれそうな瞳に心を奪われました。いわゆる美人とは違うのかもしれないのだけれど、日々の生活の中に美しく歳を重ねているのね。
我が家にはムサラットが思春期だった頃、むらさきの花咲く草原に彼女が花束を抱えて立っている写真があります。それは今も私の宝物の一枚。(これとて、草原といっても牧草地で、それも労働に1シーンなのですが・・・)。
裁縫が大好きだったムサラットがミシンに向かっている姿を見るのは、微笑ましいな。
今日も家事、家畜の世話、畑を耕し、舅姑の面倒、育児、やってもやっても終わらない仕事の合間を見つけて、刺繍したり、洋服を縫ったりしているのでしょう。
▼パキスタン旅行会社・取材コーディネーション
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