私どもの故郷パスー村(フンザ)を題材に数年来、写真を撮り続けていらっしゃる写真家、中村恭子さんがこのたび、上野彦馬賞で入賞されました。
http://www.kyusan-u.ac.jp/hikoma/2009_sakuhin/index.html (中村さん紹介は右列真ん中)
その受賞作品が現在、恵比寿ガーデンプレイス内、東京都写真美術館で展示中です。
会期は12月13日まで。
その後も、愛媛・鹿児島・沖縄・大分・・・と九州中心に14都市で受賞作品が巡回展示されます。詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.kyusan-u.ac.jp/hikoma/kinen.html
ご興味ある方、是非、足をお運び下さいませ。
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私が恭子さんと初めて出会ったのは、昨2008年、晩秋のパスーでした。
農閑期である冬のフンザ、最大の娯楽といえば結婚式。
この冬最初の結婚式となったのは、我が家から数軒先のアンワル家。アンワルさんの娘ふたり、姉妹が同時に他の村へ嫁いでいくというダブル・ウエディングの会場でした。
以前より、村人たちから、「ジャパニーズ、フォトグラファー、キョーコ、キョーコ」とお噂を聞いていたのです。その恭子さんと、盛り上がる結婚式会場で初めて出会ったのでした。
彼女はアンワル家と親交をあたため、写真も撮り続けていらしたから結婚式に招かれていました。
私も以前は写真をやっていたため、写真家の喜び、悩み、葛藤は身近なものです。
そのにぎやかな宴の会場で話は盛り上がりました。彼女の真摯な姿勢や、言語や習慣が日本とは大きく異なるパスーで彼女が直面するさまざまな出来事を聞き、エールを送るとともに、継続して素晴らしい写真を撮っていただきたいなと願っています。
ずっとモノクロームで撮っていらっしゃる恭子さん、今回は、子供たちのスクール・ライフ写真での入賞でした。私にとっては、知った顔、親戚の子らがいっぱい。
このスクールは夫ベーグが学び、うちのガイドたちが学び、去年は私の娘も学んだ学校です。
恭子さん、おめでとうございます。
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