今日の一枚は、夏の風物詩。フンザのあんず干しの風景です。
photo by Soichi Yamano 写真の無断転載はお断りします。
どの家の屋上もオレンジに染まるこの季節。
雨が極端に少ないフンザならではの風景のひとつでしょうか。
姑が、妹が、叔母が、いとこが、屋上で干している姿を思い出します。
特に姑は、(一番きれいに仕上がったあんずは、都会の息子や孫に送ってやろう)と精を出していることでしょう。
ちょうど日本連絡事務所の写真立てに、春の花咲くあんずを背景に、羊の赤ちゃんを抱きカメラにおさまる写真嫌いの姑のスナップを、飾ったところでした。
(かあさん、ごめんなさいね。あなたの日本人嫁と孫は、忙しくて、この夏にフンザに行くチャンスを見送ってしまいました。あなたの息子はこれからアフガンで仕事ですよ。きっと何も知らずに、毎日、牧畜や農作業に追われているのでしょうね)。
夏にフンザに行くことをあきらめた私。甘くてすっぱい干しあんず(去年の自家製)をかじりながら、K2バルトロやシャンドール、フンザの旅の手配中です。
日本のお盆も過ぎる頃、フンザも夏の気配が過ぎていきます。
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