午前中は、1か月以上取り組んでいる中央アジアのシルクロード仏教遺跡取材で現地とやり取り。
午後は、団塊世代のお客様たちにフンザ~中国シルクロード横断ご旅行の打ち合わせに出かけてきました。いずれも手配難易度がなかなかのもので・・・、頭の切り替えもそれなりに必要な昼下がりでした。 それにしてもお客さまとの打ち合わせは、仕事とはいえ、楽しいひとときなのです! 鎌倉で打ち合わせをしたのですが、またしてもお客様から素敵なご本のご紹介をいただいたので、みなさまにもご紹介させていただきます。 『旅は道ずれ ガンダーラ』 著者 :高峰秀子・松山善三 出版社:中央公論社 中公文庫 いつもお客さまからいろいろ教えていただき、感謝するばかりなのですね。 高峰秀子さんが亡くなられ、今年1月に中央公論社から発行されたばかりの一冊。 1970年代に作家の井上靖さんがパキスタン北部に来られたのは、よく存じていて、井上さんが書かれたフンザの詩は、フンザに嫁いでいる私の胸に今も深く残るものですが、昭和を代表する大女優の高峰秀子さんがその井上靖さんと映画監督のご主人松山善三さんと共にガンダーラへ来られていたとは、つゆ知らずでした。 帰り道に書店によるも手に入らず、早速、ネットで購入。 読むのが楽しみです。読後感をまた書きますね! ---本の紹介文--- 炎暑の沙漠で過ごした日々は、辛かったけれども無性に懐かしい。映画監督と女優の夫妻が新鮮な感動を綴るパキスタン、アフガニスタン旅行記。〈解説〉加藤九祚 解説は、加藤九祚先生。 この点が、私がこの1か月間、てんてこまいになっている中央アジアの仏教遺跡取材での取材先ともなる遺跡発掘に従事されたもの加藤九祚先生だということでつながった! 当たり前ですが、いずれもシルクロード。 ということでシルクロードな1日でした。 ▼パキスタン旅行会社・取材コーディネーション シルクロード・キャラバンHPはこちら #
by silkroad_caravan
| 2012-04-24 19:14
| パキスタンあれこれ
ここのところ、ブログが書けないほど、忙しく過ごしています。
今年は、国境を越える旅が多く、手配難易度も高く、大使館へ行ったり、お客さんと打ち合わせに行く以外はデスクにかじりついています! 今年も、パキスタン北部を抜けて中国シルクロードのグループ・ツアーを進めているですが、打ち合わせの席上、お客様のリーダーが持っていらした本をご紹介しましょう! 岩波新書 『西域 探検の世紀』 金子民雄 著 本の帯より ~100年前、探検・発掘に沸くシルクロードは情報戦の部隊だった!~ そう、20世紀初めをピークに、各国の名だたる探検隊が夢中になった西域は、同時に、イギリス・ロシアの熾烈な勢力争い「グレイト・ゲーム」の舞台でもありました。 そしてある意味、このグレイト・ゲームは911同時多発テロ事件を経て、いまだ続いているともいえましょう。 当事国としては言いたくないセリフですが、日本の読者の方には引き込まれるであろうスリリングな歴史です。 リーダーさんに「他のグレート・ゲームの本もご紹介しましょうか?」と申しましたところ、「僕はこれ一冊でいいの!(充分)」とおっしゃっていました(笑)。 この本を片手に、ラホール出発、パキスタン北部経由中国シルクロード1800キロぐらいになるでしょうか~お客さまの旅をご案内する予定です。熱い夏です! ▼パキスタン旅行会社・取材コーディネーション シルクロード・キャラバンHPはこちら #
by silkroad_caravan
| 2012-04-20 10:14
| パキスタン北部あれこれ
昨晩、ベーグが、TBSラジオニュース探究ラジオ「Dig」に出演してきました。
テーマは『パキスタン最後の秘境で日本人観光客が足止め。団塊世代はなぜ秘境を目指すのか』。旅行ジャーナリスト千葉千枝子さん、元秘境添乗員で作家の岡崎大五さんとともに、語ってきました。 普段、私共は取材をする側なのですが、今回、ラジオという媒体の魅力を感じました。パーソナリティーとの距離がとても近いのですね! ツィッターやファックスで、リスナーから逆にフンザの魅力を伝えるお便りがどんどん入ってきて、夫もびっくりしたようです。今回は、宗教抗争などフンザ自体には関係ないこと、そしてフンザの魅了をつっこんで語れて、良かったのではないかな、と思いました。 個人的には、旅行ジャーナリストの千葉さんのバランスのとれたお話が良かったです。 リスナーとの距離が近い証拠に、今朝、さっそくリスナーの方から弊社に「昨日まで知らなかったフンザだけれど、是非、夏に行ってみたい」というご連絡を受け、ギルギットで起きたスンニとシーアの小競り合いでいいこと一つもないと思っていた私共でしたが、このお客様から、「でもこの事件があったから、私はラジオでフンザを知ることができたわ」と言っていただき、嬉しい瞬間でした。 神保さん、外山さん、ディレクターの野口さん、ありがとう! ▼パキスタン旅行会社・取材コーディネーション シルクロード・キャラバンHPはこちら #
by silkroad_caravan
| 2012-04-11 17:51
| フンザ
弊社代表ベーグがビデオジャーナリストの神保哲生さんがパーソナリティーをされているラジオに出演します。良かったら、お聴き下さい!
10時30分から1時間、”海外旅行”特集で、秘境について語り、今、日本人が求めている旅は?などを探るそうです。 カラコルム・ハイウェーを走行途中。 山を背景にチャイ・ブレイクするベーグ +++++++++++++++++++ TBSラジオニュース探究ラジオ「Dig」 4月10日 夜22時~24時50分 +++++++++++++++++++ ~TBSラジオ「Dig」は ”分かる!”を主眼にするニュース番組~ ▼パキスタン旅行会社・取材コーディネーション シルクロード・キャラバンHPはこちら #
by silkroad_caravan
| 2012-04-09 22:54
| フンザ
日本人観光客77人のみなさんが無事、パキスタン軍の輸送機C130でイスラマバードで戻られたようですね。
弊社は、いつもは取材する側なのだけれど、この3日間、ずいぶん電取材を受ける側になりました。今朝も、夫ベーグは大使館、子供は保育園へ向かう慌ただしい時間に朝日新聞さんからの電話取材を受けていた次第。 日本人のフンザからギルギットまでの移動には、弊社で一番信頼の厚いドライバー、ミスター・ハジも参加。フンザ人であること、腕のたしかさを買われたようで、バスの運転をされたと報告。 それにしても、出版社時代の長い私、文言は大切にしたい、と思っているクチですが、今回のは、足止めに済まず、やっぱり”救出”なんだろうか。何か違和感があります。どなたの命の危険もなかったし、ギルギットの一流ホテルでお散歩したり読書をしたりして過ごされていた、と聞くし。元気な方たちは、このまま首都からラホールへと旅を続けます、という話も聞きました。 フンザ自体はシーアやスンニ派の影響を受けることは今回も過去もありません。 人口のほとんどはイスマイリーはで構成されているからです。 この一枚は今回、テレビ局のために出した、フンザの美しい杏の景色。 みなさん、この景色をご覧になりに訪れて下さったのに・・・~ 今回、ギルギットでのスンニとシーアの抗争が今までよりひどく、道が一本道であるゆえ、ギルギットで寸止めになってしまったお客様たち。BBCあたりの報道でもほとんどの観光客が日本人だったといわれているようです。 フンザ旅行はカラコルム・ハイウェーが一本道ゆえ、土砂崩れ~道路復旧などなどで首都へ順調に帰れなくなるのは元々、よくあること。弊社のお客様には山岳道路のこの事情にたいして必ずエクスキューズしていて、毎回、しつこいぐらい説明してしまうし、首都イスラマバードからの国際線フライトに乗ることを死守するために、保険的な時間をできる限り確保してお出かけいただいています。可能であれば、お帰りの便を変更できるオープンチケットにしていただくとか。 イスラマバード‐ギルギットへの航路も、パイロット腕一本で飛ばす有視界飛行~元々山岳フライト、飛んだらラッキー!というぐらいのお気持ちでいていただく必要があります。 これまでも、私どものアドバイスを聞いてくださらなく(弊社のお客様にあらず)、帰りの国際線に乗れなかった日本人観光客がいたり、そんなに大変な道のりであることが日本人感覚でどうにも信じられない方も少なからずいらっしゃいます。貴重なお休み、限りはあると思うのですが、旅程には十分、余裕を見てお出かけ下さいませ。 そういう意味で、秘境フンザへの旅行は、たとえば絶対8日間などで帰ってこれます、とすること自体がやっぱり厳しいのですよね。。。 土砂崩れやシーアとスンニの抗争などは弊社にもどうにもできませんが、最近、HPだけが立派で政府のライセンスも持たず、トータルで仕事のできない小さな現地旅行業者もあることがパキスタン現地旅行業界の話題にあがります。政府のライセンス・ホルダーがあり、パキスタン北部を扱う会社は狭い業界ゆえ、普段はライバル的な立場にあっても、ひとたび何かあれば協力体制で動きます。厳しい大自然の中でお互いお客様を預かる立場~元々、カラコルム登山の遭難などあれば、協力し合わないと乗り越えられません。もとい、現場対処ができ、正確な情報を入手しやすいところとおつきあいする必要も感じました。もとい、今回、弊社のお客様への影響はゼロですが、身が引き締まる思いがするのは言うまでもないところです。 そして、嗚呼、シアチェン氷河で100人以上生き埋めになってしまったパキスタン兵士たちのことが気になります。C130、早くあちらに向かってください。山岳に強い兵士ということで、パキスタン北部の兵隊が多数被害にあっています。必ず知り合いもいるはずで、こちらも気が気でありません。 #
by silkroad_caravan
| 2012-04-09 11:17
| パキスタン北部あれこれ
|
by silkroad_caravan
弊社は
シルクロードキャラバン社 現地旅行会社& 取材・コーディネーション パキスタン政府ライセンスNo.889 PAKISTAN, AFGHAN テレビ雑誌取材/リサーチ/ 通訳/版権交渉/ NGOロジスティクスサポート 旅行業: フンザの旅/ パキスタン北部トレッキング /仏教の道/ガンダーラ/ シルクロード/世界遺産/時々イランや中央アジアも 代表アミン・ウラー・ベーグ Tel: 046-875-1686 タグ
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