<   2011年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧
パキスタン初、カラコルムの若き女性登山家 6500mサミット
昨年2010年、私にとってのサプライズはこのニュースでした。

フンザ最奥シムシャールに住む親戚の娘セミナが、パキスタン女性としては初の、6500m登頂。まだ10代の若さです。小パミール、ミングリック・サールなどアイス・クライミングを含む山を、既にいくつか登頂しました。

シムシャールから戻った夫ベーグが、みやげ話としてこの話を聞かせてくれた時には、私の知っている小さな少女セミナと、6500m登頂したローカルの女性登山家がにわかには結びつきませんでした。d0106555_18331411.jpg
元々、K2サミッターなど優れた登山家やハイポーターを多く輩出しているシムシャール村。女性にもチャンスが訪れる時代が来たと言えるのでしょう。
セミナは父親や叔父が元々、沢山の山を経験しており、親戚に有名な登山家も多いので、彼女の中では自然な選択だったのかも知れません。

彼女が紹介されたテレビニュースのドキュメンタリーの一部はこちら

ここパキスタンにあり、若い女性が本格的な登山をすることに対して、必ずしも家族の同意が得られるわけではありませんが、彼女のまわりには応援、サポートしてくれる人がたくさんいた、ということには間違いありません。
 *
私が、友人でもあったお客様たちのツアー同行で、シムシャールを訪れたのは2004年のことです。当時、ゲストハウスひとつなく、宿泊には民家を借り上げしていたのですが、私自身は親戚の家に長滞在しました。
そして、そこの娘がセミナでした。私は生後11カ月の赤ん坊連れで、その赤ん坊の世話から、食事の世話まで、小さいながら、かいがいしくしてくれたのがセミナだったのです。d0106555_18381918.jpg

シムシャールは村自体が3000m地帯。
あの時、別の親戚まわりで広大な村内移動をしました。上へ下へと、山を登ったり下ったりも度々でした。
セミナは小さな体で、私の赤ん坊を慣れない日本のおんぶ紐にくくって、軽々と山を登ってくれました。
小さな女の子に重い赤ん坊をお願いすることに躊躇しましたが、本人はまったく意にも介さず嬉々として登って行きます。シムシャーリーだったら当たり前なのであろうその体力と持久力とはいえ・・・40度近くもありそうな傾斜も楽々と・・・驚嘆しました!
その記憶は紺碧の空の下、麦が黄金色に穂を垂れる美しい景色とともに、私の記憶に鮮やかにとどまっています。

↑小学校で私の娘を膝に乗せ、本を読むセミナ

私にとってのシムシャールとセミナは完全に重なっているのですね。そのセミナは8歳ぐらいの小さな女の子なのですけれど。

最近、パキスタン国内テレビでドキュメンタリーに取り上げられ、インタビューに答える若く美しい女性に成長したセミナを見て、目を見張りました。

いずれはお見合いをして普通にお嫁に行くシムシャールの女性が、命の危険をおかして苛酷な山へ登る必要があるのか、現地フンザでも議論は分かれるところです。しかし、彼女の幸せがどこにあるのか、両親はじめ一族はあたたかく彼女を見守るのであろう、と私は思っています。まだ学生ですしね。将来が楽しみです。

ここフンザは世界の秘境にあっても、高等教育への熱が加速しています。進む高等教育と現実社会のはざ間に、時としてある”ギャップ”が今後、どうなって行くのか、このことは私にとっても最大の関心事のひとつです。こういった新しい女性の到来は、親戚であってもなくても、頼もしく、私にとっては嬉しいニュースでした。

▼パキスタン現地旅行会社・取材コーディネーションシルクロード・キャラバンHPはこちら  
by silkroad_caravan | 2011-01-24 19:33 | パキスタン北部あれこれ
新年おめでとうございます 2011
新年おめでとうございます。

写真はアイス・クライミングする夫ベーグ
d0106555_1842098.jpgみなさま、楽しいお正月を過ごされましたでしょうか。ベーグ正月@日本です。

私ども夫婦は、子どもを連れて近所でプチ・ロック・クライミング。それで、この写真を思い出し使ってみました。
白く美しいパスー氷河をアイス・クライミング。ベーグにしますと、”おらが村”の氷河ですね!

さて、日本連絡事務所は、師走も2012年のトレッキング・プラン打ち合わせあり、クライアントへの挨拶・打ち上げ参加あり。師走らしい忙しさであっという間の新年になりました。

そして師走と新年にかけては、ベーグが呼ばれたお座敷・・・ならぬ、講演会2本。

「国際情勢の中のアフガン」、あるいは、「元気を出せ日本~世界からみた日本」、そんな内容でお話させていただきました。今回は東京ではなく、日本事務所のある湘南にて。地元密着型!?!

現地のガイドや運転手たちは、のんびり故郷で過ごす者あり。
はたまた大洪水NGO臨時ワーカーに従事し、新年も関係なく働くガイドもあり。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

▼パキスタン現地旅行会社・取材コーディネーションシルクロード・キャラバンHPはこちら  
by silkroad_caravan | 2011-01-05 18:34 | パキスタンあれこれ



フンザへ嫁ぎ、パキスタン政府公認現地旅行会社&取材業に励む日本人女子が綴る仕事最前線やスローライフ。アフガニスタン取材も得意。Silkrad Caravan Tour, TV Media coverage
by silkroad_caravan
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
弊社は 

シルクロードキャラバン社

現地旅行会社&
取材・コーディネーション
パキスタン政府ライセンスNo.889
PAKISTAN, AFGHAN
テレビ雑誌取材/リサーチ/
通訳/版権交渉/
NGOロジスティクスサポート

旅行業
: フンザの旅/
パキスタン北部トレッキング
/仏教の道/ガンダーラ/
シルクロード/世界遺産/時々イランや中央アジアも
代表アミン・ウラー・ベーグ
Tel: 046-875-1686
タグ
カテゴリ
全体
フンザ
パキスタン北部あれこれ
パキスタンあれこれ
アフガニスタンあれこれ
イランあれこれ
中央アジア
以前の記事
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 01月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 01月
2014年 10月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 11月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 02月
ライフログ
オクサスとインダス
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧