<   2010年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧
湖が決壊するまで、湖面のあと高さ2フィート
アッパー・フンザ ゴジャール地域に出現した湖が決壊するまで、あと残すところ高さ2フィートです。今日にも決壊するかも知れないと言われています。

ご旅行中の皆さまはネット環境の乏しさから、これをお読みになる方は少ないと思いますが、地震などの天災と違い、地元民が予想~備えてきていることですので、地元の人の指示に従っていただければ、安全です。
いずれにしても湖より下流の谷部分が危険です。ご注意下さい。
(フンザ地域がすべて壊滅するわけでもありません)。

     私自身がいつも目にしているこの牧歌的な光景・・・・・・
     フンザ川の川幅が広がり、土地が水没しかけているフセイニ村の人たちが、
     既に水没した建物や木々の横で、水没する前にと、牧草を刈り込み作業を
     急ぐ風景と思うと辛すぎます。
     通常の川幅を知っている人間からすると、これはまるで合成写真のように
     思えるのです。
     みなさまにもこれが川ではなく、まるで湖のように見えると思います。
d0106555_7182511.jpg

※カラコルム・ハイウェーが一区間寸断されているため、北パキスタン政府や軍が、地元民やお客様・ビジネスマンのためのヘリ輸送を行っています。
パキスタン北部首都ギルギット、フンザ中心地カリマバード、(湖の先、上流部にあたる→)ゴジャール間のヘリ輸送です。

▼パキスタン現地旅行会社・取材コーディネーションシルクロード・キャラバンHPはこちら   
by silkroad_caravan | 2010-05-29 07:24 | フンザ
フンザの悲劇 地滑りでゴジャールに出現した湖
先にお伝えした通り、弊社日本連絡事務所、これまでの同じ湘南地域内での移転を済ませ、ネット再開。最初のブログになります。

1月以降、断続的にお伝えしてきたアッパー・フンザの地滑り以降、土砂でフンザ川が堰き止められ、出現した湖の続報。雪解けの季節以降、水量が増え、さらなる悲劇に発展しそうな状態です。この地滑りは言うまでもなく地球温暖化のさまざまな影響、そしてまたカシミール地震での地盤の緩みなど、複合要因で起きているようです。
フンザやパキスタンを愛する日本の皆さまからもお見舞いメールをいただき、この場をお借りしてお礼申し上げます。自然の脅威の前になす術なく、政府の動きもなく、近隣のフンザ民は安眠できないような精神状態で過ごしています。現在、パキスタンのテレビ・ニュースでもトップ扱いで冒頭の時間を長く割き、報じられています。
                                All photos by Pamir times
   湖は、パキスタンの一番大きな人造湖(水源)の既に6倍の大きさになりました。
d0106555_18162952.jpg

     ↓こんな光景がアッパーフンザにあらわれるとは夢にも思いませんでした。
d0106555_18165973.jpg


振り返れば、フンザ民の歴史は氷河の歴史とも重なり、氷河の恩恵で生きてきた民族とも言えます。そしてまた、水との戦いを繰り返して民族でもあります。2010年の幕開けと共に、カラコルムの谷を埋める地滑りで、フンザ川が堰きとめられたことにより、パミール・カラコルムから流れおちる水がすべてここに止まれば、当初から大きな2次災害の懸念はされました。予想通り、特に雪解け以降、その水量がどんどん増え、フンザ川より高いところに形成されている村~その果樹、あんずの木や民家が水没していく様は悲劇としか言いようがありません。
私たち夫婦も、カシミール大地震に際しては義捐金を立ち上げ、緊急支援から中期支援までおこないましたが、今回の事件にはある意味、なす術がなく、水没の危機にある村の人たちは2次災害に向け、避難や準備を進めています。
ただし、ほぼ自給自足をしているアッパー・フンザ民、日本の一般の皆さまがイメージされるよりは、小麦やジャガイモなどの備蓄にもさほど困っていません。冬になるまでは、中国側からの物資の調達もできます。

私たちとしては、まず日本や世界の人々にこの事件を知っていただき、専門家のお知恵をいただきたいというところでございます。
昨日、初めて朝日新聞に取り上げられていました(記事タイトル『村と物流、湖に沈む』)、弊社もいくつかのニュース・メディアと連絡を取り合う日々です。
同じ昨日、イスラマバードで、今回の事件に際し、対応をしない政府に対し何度目かのデモが行われましたが、共同通信社さんも見かけた、とベーグが申してりました。かくいう夫ベーグ自身、首都イスラマバードにあっても故郷の危機に、眠れない夜を過ごしています。

***ご注意*** フンザ地域全てが壊滅するようなイメージを持たれるかも知れませんが、そうではありません。この事件はフンザの中心地カリマバードからカラコルム・ハイウェーを中国方面に北上し、約30分のところにある小さな村アッター・バードで起きました。これは新しい名前で,地元民はこの村を”サラット”と言っています。
湖の横断に関しては、これからヘリにより(当然、無料)行われる予定です******

▼パキスタン現地旅行会社・取材コーディネーションシルクロード・キャラバンHPはこちら   
by silkroad_caravan | 2010-05-23 18:56 | フンザ
前田耕作先生の新刊新書『玄奘三蔵、シルクロードを行く』
d0106555_07710.jpg弊社シルクロード・キャラバン日本連絡事務所は今月、引っ越しを予定しております。引っ越し作業でそこここに段ボールが積みあがる中、仕事をしている私のデスクのかたわらに、今、飾ってあるのが、こちらの本です。

いやいや、飾るものではないですね。ゆっくり読みたい! 
この新刊本は、前田耕作先生の新刊本です。

『玄奘三蔵、シルクロードを行く』岩波新書 


前田先生にご協力され、このご本の中にある地図を作成をされた とくべえさんが私にお送り下さり、手元に届いたものなのです。

以前も私がブログに書かせていただいた とくべえさん。私が敬愛してやまないお客様のおひとりです。私どものお客様の中では、一番年上でいらっしゃるかな。2001年に、玄奘三蔵も歩いたミンタカ・キリック峠へのトレッキングのご案内を弊社でさせていただいてからのお付き合いです。

とくべえさんのその”歩く博物館”のような知識、尽きることのない情熱や探究心、自ら作成される~これまで誰も詳細を知りえることのできなかったシルクロードのある地帯の地図。
それからまた彼の、足元を見れば植物の、目を上げれば建築物や鳥などに対するその見識ぶりには、ご一緒したカラコルムの深い山の中で、(このままどこまでもどこまでもご一緒に歩いていたい)と、思ったものです。

さて、本の帯にあるとおり、ご興味のあるみなさまも、(いざ未知なる地へ)、踏み入れてみませんか。

私もこの本をかたわらに、引っ越しもほったらかして、弊社事務所から逃亡して、読みふけりたいなぁ。

自分の知っているシルクロードや玄奘三蔵があまりにも、あまりにも僅かであったと気づき、心の中で大いなる旅ができるに違いないと思うのですが・・・。”ロマン”という言葉は滅多に使うことがありませんが、文中にもある通り、私たちの魂の、ロマンの源泉がそこに見出せるのではないでしょうか。

ご参考:岩波書店 ~岩波新書の新刊本より~
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/

▼パキスタン現地旅行会社・取材コーディネーションシルクロード・キャラバンHPはこちら   
by silkroad_caravan | 2010-05-11 00:47 | アフガニスタンあれこれ
トレッキングや通関代行業やら 2010春
このゴールデンウィークは、『中国シルクロードからパキスタンへ横断する仏教の足跡ツアー』取材企画のプランを作ったり、『フーシェ谷をスタートしゴンドゴロ・ラからK2を撮影するトレッキング』のプランなどを作っていました。
いずれも日程が長く、プランの練りがいもある内容です。「頭の中は雄大なものを描いていました・・・」と申し上げたいところが現実はそうもいかず、故郷フンザでひと休みしたいとつぶやきながら仕事仕事。
  *
本社の方は、久しぶりの通関代行業でイスラマバードの空港税関へ。

日本の宅急便・海外専門会社からの通関代行をたまわり、大きな機材を通関させます。
世界中に荷物を送り通関させている宅急便さんも、パキスタンの通関情報はほとんど持ち合わせていらっしゃらないのだとか。
弊社はある程度、慣れた業務とはいえ、その高い関税に、カスタム現場で戦ったり、ため息した長い午後でした。

心は雄大に・・・といきたいですね (K2バルトロ氷河トレッキング写真を眺めながら)
d0106555_22575997.jpg


▼パキスタン現地旅行会社・取材コーディネーションシルクロード・キャラバンHPはこちら   
by silkroad_caravan | 2010-05-10 23:04 | パキスタンあれこれ



フンザへ嫁ぎ、パキスタン政府公認現地旅行会社&取材業に励む日本人女子が綴る仕事最前線やスローライフ。アフガニスタン取材も得意。Silkrad Caravan Tour, TV Media coverage
by silkroad_caravan
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
弊社は 

シルクロードキャラバン社

現地旅行会社&
取材・コーディネーション
パキスタン政府ライセンスNo.889
PAKISTAN, AFGHAN
テレビ雑誌取材/リサーチ/
通訳/版権交渉/
NGOロジスティクスサポート

旅行業
: フンザの旅/
パキスタン北部トレッキング
/仏教の道/ガンダーラ/
シルクロード/世界遺産/時々イランや中央アジアも
代表アミン・ウラー・ベーグ
Tel: 046-875-1686
タグ
カテゴリ
全体
フンザ
パキスタン北部あれこれ
パキスタンあれこれ
アフガニスタンあれこれ
イランあれこれ
中央アジア
以前の記事
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 01月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 01月
2014年 10月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 11月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 02月
ライフログ
オクサスとインダス
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧